海洋ガバナンス領域

海洋ガバナンス領域の概要

経済学など社会科学的観点から、海事・海洋分野における科学技術を理解するとともに、様々なモノ(人、物資、金融など)の流れ、国際ルール、地政、経済、経営、政策、戦略など海洋社会に資する社会科学分野の専門知識を修得することで、人類と海・船の歴史を踏まえ、将来の海洋の平和利用に貢献し、政策立案や海の世界規範の確立に必要な能力を身につけます。

教員からのメッセージ

現代の輸送システムについて、様々な角度で学びます。

物流管理学研究室: 西村 悦子 教授

経済活動のインフラ部分を担う物流活動を、社会システム工学的な視点で研究を行っています。私たちの経済活動やその一端を担う港湾のような大規模施設は再現実験ができないため、観測可能なデータを用いたモデル構築が必要になります。政策実現に向けたモデル化技法について一緒に勉強し、物流・交通サービスの改善を目指しませんか。

学生からのメッセージ

海洋ガバナンス領域 3年 首藤里保子

私は高校では理系でしたが、経営学や経済学といった社会科学系の分野にも興味があり、「海」をベースに、経営学、経済学、工学、理学など文理の枠を超えて学べる本学部への進学を決めました。海洋ガバナンス領域は、研究室配属が3年次と、他領域よりも早く、現在は海運などの国際交通分野における企業課題、社会課題をデータサイエンスの手法により分析する国際交通研究室に所属しています。週に一度、メンバーと論文を読んだり、プログラミングを勉強したりするなど、研究に向けて、より専門的な知識を深めています。

海洋ガバナンス領域 3年 服部祐誠

私は、高校時代は文系で、本学部も文系型入試で入学しました。1年次は数学や物理など高度な理系科目の学習に苦しみましたが、2年次より所属している海洋ガバナンス領域での社会科学科目をはじめとした学習と合わせて多角的な知見を得ることができました。現在ではこれらの知識を活用して交通経営論研究室に所属し、より専門的な学習に日々励んでいます。