海洋基礎科学領域

海洋基礎科学領域の概要

理学的観点から、海洋に係る国際的課題や海洋政策を理解するとともに、海洋の成り立ちや、海洋を含む地球システムの物質循環、海洋及び地球環境問題や自然災害、海洋探査技術や海底資源、海洋再生可能エネルギーの開発に関する専門知識を修得することで、持続可能な海洋との共生に資する海の摂理を学びます。

教員からのメッセージ

めざすのは、海や社会にいかせる気象学です。

海洋気象研究室(気象工学分野):大澤輝夫教授

沿岸海域を中心とした気象学と、それらの知識を基にした工学的応用に関する研究を行っています。一般的な理学部で習う気象学との違いは、より実践・実用を意識している点です。本学部の舞台である海での人間活動をより安全にし、海の恵みを最大限に利用するために、「使える気象学」をめざしています。

学生からのメッセージ

海洋基礎科学領域 3年 山口絢子

基礎科学領域では、海洋に関する幅広い知識を身につけることができます。海に生息する微生物などミクロの世界から、海洋環境や海域災害など地球規模の問題にも触れ、多くの可能性を秘めた海洋を様々な角度から学ぶことで、今後どのように社会に役立てていくか、という所まで繋げられる点が魅力だと思います。

海洋基礎科学領域 2年 則岡颯太

私は「気象」に興味があるという理由で海洋基礎科学領域を選択しました。本領域に所属してからは幅広い分野を学んでおり、気象以外にも多くの事に興味を持つようになりました。そして、今後の世界のテーマである「持続可能な社会」の実現に向けた取り組みを海洋という視点で考える事に魅力を感じています。