海技ライセンスコース

海技ライセンスコース 航海学領域/機関学領域の概要

商船学の観点から、船の運航技術と管理に加え、海事分野の幅広い知識を学びながら、海技士(航海・機関)としての専門知識と技術を習得します。教室で学び、船上での実習を通じ、実際の船舶運航の知識、技術を身につけます。さらに、海上、陸上でのグローバルリーダーを担う「神大海技士」として活躍するために、海洋政策科学の広範な知識・考え方を身につけます。

教員からのメッセージ

船長や航海士の操船判断について研究しています。

海事人的要因研究室:渕真輝准教授

現実の海上交通場面では相手船の行動のために困ることが頻繁にあります。そこで、心理学(行動学)的に、人はどのような衝突回避判断をする傾向にあるのかについて実験や調査を行っています。またそこから得た知見から船員養成教育の中で如何に衝突回避判断を効率的に教育するかについて検討しています。


エンジニアの基礎を学び機関プラントの管理について研究しています。

推進プラント管理学研究室:石田達朗准教授

船のエンジニアが携わる安全運航や安全荷役を目的として、商船に乗船していた経験を活かし、機関プラントに関わる管理について研究・教育を行っています。本領域では海技士国家資格を取得する選択肢を選べる強みもあり、海・船に関わる仕事も含め多種多様の仕事に就く選択肢もあれば、修士、博士に進学する選択肢もあります。本学で色々な経験をして自分の選択肢を大いに増やしてください。

学生からのメッセージ

海技ライセンスコース 航海学領域 2年 竹内もも

航海学領域では、実際に神戸大学が所有する海神丸に乗船して宿泊を伴う実習を行うなど、普段の授業から海神丸に乗船します。また、カッター実習やシミュレーターを用いた実習があるのも特徴です。船を身近に感じ、座学で学んだことをすぐに実践できるので、船舶に対する知識が身についていると感じています。航海士になるために必要な授業はどれも興味深く、先生方にも積極的に質問しやすい環境なので主体的に学ぶことができます。

海技ライセンスコース 機関学領域 3年 小崎太斗

機関士について知ったのは入学してからでした。ここでは専門的でありながら工学全般の幅広い知識を身に着けることが可能です。
そして大海原に浮かぶ巨大船舶で、陸上にはない超巨大なエンジンを動かすことが出来ます。座学、実習ともに数多く経験し、また「乗船実習」を通して人間としても大きく成長することが出来ました。今は家族のような仲間と共に機関士を目指しています。

海技ライセンスコース 機関学領域 2年 岡田悠世

入学前は機関士の仕事について知識がなかったのですが、1年次の講義で機関士について学び、この仕事に興味を抱いたので機関学領域を選択しました。この領域では通常の工学部で学ぶような授業に加えて、海技士免許を取得することができます。特に魅力的なのは、この領域でしか経験できない船舶実習を通じて、実際の機関士の仕事を体験できる点です。