2025.07.28
令和7年5月30日午後、海洋政策科学部1年次生向け開講科目「海のアクティブラーニング」の特別授業が開講されました。この特別授業は神戸市震災30周年を見据えた神戸市と神戸大学の連携事業の一環としても企画されたものです。受講学生各位の神戸港に関する理解を深めるため、神戸市の企画調整局、港湾局振興課の御協力の下、神戸港湾見学(遊覧船ロイヤルプリンセス号乗船)ならびに港湾局振興課長 長井勲様による神戸港に関する御講演の聴講機会を賜りました。
13:45~14:30の神戸港湾見学では、神戸市港湾設備や停泊船舶の紹介を交えながら、ポートアイランドや六甲アイランドの沿岸設備を海側から見学する航路を辿って頂きました。神戸港湾施設の中心が本来の海岸(陸海境界)から埋め立て地域へと遷移していった歴史、その遷移に伴う海岸域の再開発、コンテナ輸送の確立が海運に与えた影響、阪神大震災が神戸港に与えた影響等について説明頂きました。
出航!
船内からの見学
ガントリークレーン
15:00過ぎからは、神戸海洋博物館に場を移し、港湾局振興課長 長井勲様からの約90分間の御講演を賜りました。神戸港の歴史やそれにまつわる酒造の話、海運に占める神戸港の重要性、今後の展望や港湾政策、船舶大型化による船底水深への対応、海運コンテナ化とガントリークレーン設置の経緯、旧港湾域の再開発やブルーカーボン(藻場拡充)の取組等、多様な視点での説明をして頂きました。長井様をはじめ、会場説明に関し御協力を賜りました港湾局振興課の皆様にも改めて感謝申し上げます
長井様による御講演